ヒストリー

前身バンド「本気KIDS」

1996年、通っていた高校にて、友人Aを介してhakuと別のクラスだったmitsuが出会う。お互い人見知りだが「面白い奴」という認識のもと親交を深める。

1997年、昼休み、突然mitsuがKをhakuのもとへ連れて来る。「こいつもバリ面白いけん!」と紹介され、とりあえず握手をして親交を深める。(mitsuとKは中学から知り合い)

1998年、高校3年生になり、hakuと部活を引退したKとmitsuは放課後の美術室に入り浸る。受験勉強から目を背けたい友人達も徐々に加わり、一大勢力になる。(他はみんな受験勉強中)

ライブハウスでヨコチンレーベル・ボギー氏の主催のイベントを幾度も観ているうちに「ブラックニップル」を目にして衝撃を受ける。

同級生のモテ組がバンド活動をしているのを見て、「俺たちもブラックニップルみたいなバンドやってみようぜ!」と奮起。学校行事として毎年、福岡市民会館で催される「3年生を送る会」に送られる側なのにエントリー。

各自、家の押入れから自分の思う飛びっきりダサい衣装・小物を持ち寄るところからスタートする。

・旅行先でイキって買ったサングラス

・革手袋

・革ベスト

・オカンの革パン

・オカンのメッシュのインナー

・タイトな黄色いジャージ

・バンダナ

・ヴェルディのペナント

アラレちゃんの帽子

当時CDデビューしたばっかりでhakuの母親もハマっていたKinki Kidsを多分に意識して「本気KIDS」と名乗る。

Kの圧倒的なカリスマ性に誰も異論は無く、ボーカルに就任する。もちろんボーカル力も他の追随を許さない。両サイドを固めるhakuとmitsuに加えて、美術室に出入りしていた友人達も脇を固める。

友人A:hakuとmitsuの出会いのきっかけとなった人物。特撮ヒーロー「特捜エクシードラフト」のオープニング曲の歌唱方法にかなり癖があった為、アカペラで歌ってもらったテープを提供。パンクバンドみたいに最後に楽器を破壊する際にBGMとして使用。また、AccessのCD「NAKED DESIRE」をカッコイイから聴けと貸し付けてきたが、あんまりだったのでステージで披露する曲に採用された。

友人B:タイトな黄色いジャージを履かせたら右に出る者がいないほど面白かったので、ステージ中央にじっと立っているパートで採用。(先述のブラックニップルの守護神というメンバーの影響大)

友人C:18歳にしてドラマ「西部警察」の刑事ばりに男臭かったので、市民会館の客席からステージまで全速力で走ってきて「スポーツ、気持ちいい!」と言って幕を閉じるだけの大事な役に抜擢。(後に警察官を目指すことになる)

友人D:ネタが出来上がる度に面白がっていたが「俺は絶対に出らん!」と頑なだった為、ビデオカメラ係に。(楽屋風景を撮り過ぎて、肝心のステージの途中でテープが終わるという失態を犯してしまう)

初ステージ

cutting edgeの曲をオープニングSEに全校生徒で満員の福岡市民会館のステージで、送ってもらう側なのに電撃デビュー。やばいサングラスの風貌に「あれ誰?」と一瞬ざわつくが即バレる。持ち歌(NAKED DESIRE)1曲でひたすら小ネタの応酬で時間をつなぐが、音響担当とのコミュニケーション不足で何度も小ネタ用BGMを流され、最後の持ち歌披露まで地獄の時間を過ごす。最終的に全てやりきるが、持ち時間大幅オーバーの為、おそらく後続の出し物がいくらかカットされたことが予想される。

覚醒

市民会館でのグダグダのステージに何故か手応えを感じ、さらなる進化を模索する。世の中はヴィジュアル系が幅を利かせ始め、メイクをして中二病的な歌詞を歌っていれば人気が出る、と考え始めるようになっていた。さっそく百貨店の化粧品売場に行き、大量のサンプル品をもらって試してみるが、テレビで見ていたビジュアル系のように真っ白になるのが思いのほか大変ということで断念。溜まり場となっていた美術室に沢山あった絵の具を顔に塗ってみると簡単にそれっぽくなったので、そのまま現在に至る。

オリジナル曲

本気KIDS時代にも小ネタコーナー用のBGMでオリジナル曲を用意していたが、本格的に作詞作曲を開始する。基本的に「ヴィジュアル系っぽい言葉」を羅列しただけの歌詞。現在と大きく違う点として、電子ピアノで打ち込みではあるが、きちんと作曲しようとしていた(イントロのみで断念)

・「君のAngel Heart」

・「カシミールナポレオンのテーマ」

・「お前へのテレフォン」

・「哀〜解けないルービックキューブキッス」

以上の4曲を引っ提げ、校庭や高校周辺でPV撮影を敢行し、来たる卒業ライブ(有志)出演に備える。(なお、この時点でmitsuは本格的な受験勉強の為に離脱。Kは推薦入学確定。hakuは浪人確定)

カシミールナポレオン降臨

高校の卒業式の後、ライブハウスに有志で集まり、「卒業ライブ」が催される。数々の同級生バンド達が出演する中、オリジナル曲4曲を披露する。百貨店で調達した貴重な化粧品サンプルでバッチリメイクで臨むが、イントロしか音源が無い為ほぼ生演奏。hakuはアンプから出るギターの音にビビり、Kは歌ってはドラムを叩きに行く動きを繰り返し、せっかくステージネームを名乗ってるのに本名で声援が飛ぶなど終始グダグダで終了。どちらから言ったわけではないが、ライブ活動は充電期間に入る。

思い出作りとして、ヨコチンレーベル・ボギー氏のラジオ番組の中の投稿テープコーナーに自宅で吹き込んだテープを送る。投稿が採用され電波に乗った自分達の音源を聴き、ひと時代終える。

充電期間

浪人時代に突入したhakuは、Kの大学部活キャンプの余興の為に新曲「死愛(デッドラブ)」を提供する以外は勉学に勤しむ。

hakuは関西の大学に進学後、世間のブームに感化されヒップホップユニット「アナポリス」を結成。(後年、一時的ではあるがカシナポに参加した幻のメンバー・Mr.T在籍)部活の合宿の余興と学祭で披露するが数ヶ月で自然消滅。

再始動

2002年、高校の同級生が学祭の実行委員を務めていることを聞きつけ、その学祭に出ようと再始動を決意。関西にいたhakuのもとへ大学卒業を控えたK、別ユニット「アナポリス」元メンバーMr.Tが集う。hakuの下宿先から意気揚々と電車でその大学に向かったが、うまく話が通っておらず、ゲリラ的な参加となってしまう。

それなりに盛り上がったが、雰囲気が一気にオシャレじゃなくなった事に怒り心頭の他の学祭実行委員にステージの片付け等を手伝わされる苦い思い出となる。